公益財団法人三菱UFJ信託奨学財団

楊 梓桑

Scholarship 2022年版 第33号

 

この作品は、当時東京大学工学部3年 楊梓桑さんに描いていただきました。

以下はこの作品とともに寄せられた楊さんの言葉です。

「私が2022年8月からモロッコに1ヶ月滞在している間、一番印象に残ったのは町の喧騒さと山の静けさの対比だった。アトラス山脈に棲んでいるベルベル人は毎日家畜を標高3000メートルの村から山脚の森まで連れて、また上るルーティンを繰り返している。その途中採れる草から強靭な繊維でカーペット、服やバスケットを編み、花と果実を乾燥しスパイスかお茶を作る。それらを市場で販売することで生計を立てている。ベルベル人の生き様に打たれて、イメージの中のモロッコを絵で表現してみた。」

(2022年10月)