野田 栞羽
Scholarship 2023年版 第34号
この作品は、当時法政大学法学部3年 野田栞羽さんに描いていただきました。
以下はこの作品とともに寄せられた野田さんの言葉です。
「この花束は、私の誕生日に母からプレゼントとしてもらったものに、いくつか花を加えて描いたものです。私も、母も、花を鑑賞することが好きなのですが、花をプレゼントすることは今までありませんでした。母が普段はしないようなプレゼントを、私の誕生日にしてくれたことがとても嬉しかったのをよく覚えています。
その花束は、母の友人が経営している花屋で購入したものらしく、1本1本、その友人の方が選んでくれたそうです。一度だけ私もそのお店を訪ねたことがあるのですが、店内は色とりどりの花で溢れていて、ドライフラワーが天井に満遍なく敷き詰められているところもあり、とても幸せな空間でした。その時の記憶がよみがえってきた時に、菊、スズラン、マーガレットなどの白い花が印象的だったことを思い出し、この絵に付け加えてみました。」
(2023年9月)