公益財団法人三菱UFJ信託奨学財団

中西 未知

Scholarship 2006年版 第17号

 
この絵は、当時東京大学法学部4年 中西未知さんに描いていただきました。

以下はこの絵とともに寄せられた中西さんの言葉です。

『晩夏』
「沢山の方のお力添えがあり、先だって東京での就職が決まりました。
この絵は今夏の帰省の折に描いたものです。幾たびと目にしてきた夏の終わりが、今年も何ら変わりなく廻ってきました。今後、生活の本拠を戻すことはないと分かっていても、やはりあの場所は自分を待っていてくれるように錯覚します。しかしまた、そのように思えることが自分のどこかを支えているのでしょう。
こちらの財団にお世話になって3年目になります。資金面でのご支援のみならず、多くの方との出会いや心の寄る辺を頂きました。この場所もまた自分にとって帰る場所であるという思いを込めて、甚だ稚拙ながらこの絵を寄せさせて頂きます。」
(平成18年10月)