公益財団法人三菱UFJ信託奨学財団

平方恵理

Scholarship 2024年版 第35号

 

この作品は、当時明治大学商学部3年 平方恵理さんに描いていただきました。

以下はこの作品とともに寄せられた平方さんの言葉です。

「この絵は私が母の日に贈った紫陽花を描いたものです。近所の花屋で購入した紫陽花がきれいで印象的だったので表紙絵のモチーフにしました。花が好きな母が私の贈り物に喜んでくれたことをよく覚えています。 紫陽花の繊細な美しさを水彩画で表現しました。陰影を意識することで花弁を立体的に描きました。水彩画は初挑戦だったので水を活かした表現の難しさに苦戦しましたが、何とか完成させることが出来てよかったです。水彩画の透明な絵具では塗り重ねても下の色が透けて見えるので、その特徴を活かしたみずみずしい作品が多いです。この紫陽花の絵でもその特徴を意識して、透明感や爽やかさを感じられるように描きました。 」

(2024年9月)