鶴田 侑希
Scholarship 2017年版 第28号
この作品は、当時九州大学法学部4年 鶴田侑希さんに描いていただきました。
以下はこの作品とともに寄せられた鶴田さんの言葉です。
「三菱UFJ信託奨学財団との一番の思い出はやはり、交流会です。財団の方をはじめ、大学の方や九州地区の多くの奨学生とお話させていただき、大変刺激を受けました。またそこで私がいかに多くの方々のお世話になっているのかを改めて感じました。 この絵では、猫を私に見立て、私の回りに居てくださった沢山の人々を「手」として表しています。しかし猫は手を見ずまっすぐにこちらを向いています。支えていただいたことへの感謝はしつつも、自立し、自分の道を歩んでいくこと、そして他の誰かにとっての「手」になり恩返しをしたいという私の意志です。 様々な画材がある中で、敢えて筆記用ボールペン、それも黒と赤と青のみを使用したのは、普段の大学生活で使うペンで描きたいという想いがあったからです。私の大学生活を支えて下さった財団へ贈る表紙絵に最も相応しい画材だと考えています。 最後になりますが、このような素晴らしい機会をいただきありがとうございました。」
(平成29年9月)