公益財団法人三菱UFJ信託奨学財団

朱可

Scholarship 2010年版 第21号


この作品は、当時慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科修士2年 朱可さんに描いていただきました。

以下はこの作品とともに寄せられた朱さんの言葉です。

 

 

「松竹梅は中国では「歳寒三友」と呼ばれ、今回はその中の「竹梅二友」を画題とします。冬でも緑を保ち雪にも折れることが無いということで無事を表す「竹」、雪の中でも花をつけるということで生気と華やかさを表す「梅」。
この「竹梅」の精神を尊敬し、こういう精神を持ちたい私は3年前に一人の留学の旅へ踏み出しました。言葉の壁、異文化に自らの身を置くことや就職活動の氷河期に直面し、周囲に頼る術が少なくても、夢は必ず叶うという信念をずっと持ち続けています。また、自分が成長するために友達の支えも不可欠だと感じています。「竹梅」のように悪い環境でもお互い支え、助け合う友情は人生の宝物になります。
今後も更に自分に対して挑戦し続け、夢を実現する自信に繋げていきたいと思います。こういう信念を持ちながら、この絵を描きました。
(画法:中国の密画)
(平成22年10月)