公益財団法人三菱UFJ信託奨学財団

佐藤 雅明

Scholarship 2011年版 第22号

 

この作品は、当時京都大学法学部4年 佐藤雅明さんに描いていただきました。

以下はこの作品とともに寄せられた佐藤さんの言葉です。

 

 

「清々しい風景画でもなく、綺麗な花の絵でもない。画法もなにもないただのデッサンであり、被写体も表紙としてはおよそふさわしくない見苦しいものではないか。などいろいろ考えつつも、今回この「いぬのぬいぐるみ」の絵をかきました。
 しかし、この「いぬ」、平素よりお世話になっている三菱UFJ信託奨学財団同様、実は私の勉学を後押ししてくれる存在なのです。私が1歳のころに祖母の姉に当たる人がくれたものなのですが、恥ずかしながら以来ずっと持っていて、現在でもいつも机の上にいて勉強を見守ってくれています。
 思えば、私の勉強を支えてくれた人たちはたくさんいます。来年就職して学問の世界からは離れてしまいますが、これまで支えてくれたすべての人達に感謝し、これからも労苦をいとわず「勉強」に励む姿勢を忘れないようにしたいです。」
(平成23年9月)